FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

田中光顕についてのあれこれ

だいぶ前の話になりますが、『維新風雲回顧録』読了後、その面白さについて知り合いに「光顕が~、でここで光顕が~、そんで光顕がね~(笑)」みたいな感じで熱く語っていたら、田中光顕ファンだと思われたらしく「<絵入りはがき>龍馬と土佐の偉人たち7種」セットをプレゼントしてもらいました。『維新風雲回顧録』の表紙に使われていた光顕の写真が彼女の目に止まったらしい。
ファンってほどじゃないんですけどねえw
いやでも本当面白いんだってあの本w
ポストカード
というわけで使い道の思い付かないポストカードをディスプレイしてみた。

田中光顕といえば幕末は陸援隊で中岡慎太郎の右腕として働き、維新後は宮内大臣など政府の要職を歴任、殉難志士の顕彰に尽力した人物として知られていると思います。
『桜田義挙録』や『維新土佐勤王史』など、歴史書の編纂も支援していました。
『憂国遺言』で光顕は、歴史を後世に伝えるために「わたくしは、人の事蹟を顕すには百の銅像よりも一冊の書物にしくはなし、と考えている。(中略)書物は甚だ手軽で顕したい人の委曲を尽くすことが出来るし、保存する上にもまことに便利である。天災地変などのあったような場合、甲なら甲の地でそれが失われるようなことがあっても、乙なり丙の地でそれが残っている」と、史書編纂の重要性を説いています。

彼が顕彰の対象としたのは土佐藩の志士に限らず、水戸・長州藩など維新に功有ったとされる人物全般でした。
光顕ら志士の顕彰に取り組んだ政治家達は、この活動を通じて国民に維新政府の正当性を強調し、国威発揚を図る狙いがあったと思われます。
光顕の語り口からは、彼自身の思い出のためってのもあったような気がしますけど。
まーいわゆる勤王志士のイメージってのはそうした背景を持って生まれたようです。
つまり私が今こうして楽しく維新志士ファンやってる土台には光顕達の働きがあるわけですね。
その点では作家と政治家という立場の違いはあれど、志士の英雄的イメージ、そして戦後の日本人の歴史観形成に影響を与えた司馬遼太郎氏と共通するものを感じないでもないですね。光顕は司馬氏に「典型的な二流志士」とかいわれちゃってますが…(笑)
ちなみに『維新風雲回顧録』は『竜馬がゆく』のタネ本の一つで、色んなネタが小説中に取り入れられていますね。
歴史を物語る人は、アピールしたい歴史観がそれぞれあるということで。

それにしても激動の時代を生き抜いた人の語る話はやはり面白いですね。
『勤王秘史 佐佐木老候昔日譚』なんかも文庫本で再版してくれないかなあ。
最近は荒畑寒村『寒村自伝』を購入しました。自伝・回顧録の類は、断片的な史料では掴みきれない時代の空気というものを伝えてくれる気がします。

ところで街中でこんなポスターを見つけた。
rekising.jpg
「時代を超えた偉人たちが織り成すアイドル伝説ラジオ『偉人アイドルプロジェクト歴sing』」右から武市半平太、坂本龍馬、岡田以蔵だってさ。へ~…。
流行らないと思いますけどね。

維新風雲回顧録---最後の志士が語る (河出文庫)維新風雲回顧録---最後の志士が語る (河出文庫)
(2010/08/04)
田中 光顕

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

azoto

Author:azoto
土佐藩についての話題が多め。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
FC2カウンター
にほんブログ村Ranking
ブログランキング・にほんブログ村へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。